2016年03月11日
真空ポンプKCEの省エネ事例(11)
電子部品や太陽光パネル、セラミックコンデンサなどの吸着搬送に真空ポンプが使用されています。
リチウム電池製造工場でモジュールの吸着搬送に使用されていた小型真空ポンプ 53台をオイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCE380A 1台に集約した事例をご紹介させていただきます。小型真空ポンプ使用中は①真空ポンプから発塵する、②電気代がかかる、③メンテナンスに手間がかかる、④騒音が大きい、などの問題がありましたが、KCE導入により大幅に改善されました。
①真空ポンプからの発塵は非接触の高効率ロータを搭載したKCEに更新することにより無くなりました。②電気代はKCEのインバータ制御により下図に示すように平均電力11kWから6.4kWまで削減できました(省エネ42%)。③KCE 1台に集約することに多数の真空ポンプのメンテナンスが不要となりました。また、KCEはオーバーホールサイクル20000時間と従来機に比べてロングライフを実現しています。メンテナンス時期到達を液晶パネルで知らせる機能も付いているため、メンテナンス時間の管理も容易です。④KCEの2重パッケージ構造により運転音も大幅に低減できました。
省エネや消音など様々なメリットがありましたが、特に運転音を高く評価いただき、リピートで他のラインへもKCEを導入いただいております。
【導入前】小型真空ポンプ×53台(ロータリーベーン式・ダイヤフラム式)
2016年02月24日
真空ポンプKCEの省エネ事例(10)
封筒や紙袋などの製袋機の真空源(紙の吸着搬送、デリバリエアー)に真空ポンプが使用されています。
果実の包装紙の製造工場でドライポンプKRA8・KD750・KRS5(販売終了機種) 各1台をオイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCE190A 1台に更新した際に運転音と消費電力を測定させていただきました。
KCEの非接触の高効率ロータ構造と2重パッケージ構造により運転音を67dBまで下げることができました。-10dB削減すると聴感音量は半分になるため、お客様にも消音効果を実感していただくことができました。また、KCEのインバータ制御により電気代を12万円/年から5.3万円まで削減することができました(省エネ56%)。
上記のお客様では導入前にデモにより既存機との違いを実感していただきました。各機種を取り揃えておりますので、デモをご希望の方はお気軽にお問合せください。
※運転音は真空ポンプの正面から1mの距離で測定
2016年01月28日
真空ポンプKCEの省エネ事例(9)
封筒や紙袋などの製袋機の真空源(紙の吸着搬送、デリバリエアー)に真空ポンプが使用されています。
デパート用紙袋の製造工場でドライポンプKRA6・KRA8・KRA10(販売終了機種)合計41台をオイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCE620A 4台(1台は予備機)に更新した際に消費電力を測定させていただきました。インバータモデルKCEは機械の稼動数やクラ数に応じてポンプの回転数が自動的に最適制御されるため無駄な電気を使用しません。上記の工場では66%省エネすることが出来ました。
※電気代13円/kW・h、稼働時間 18時間、稼働日数 297日で試算
また、集中化により一括メンテナンスが可能になり、運転音の低減や発熱減少による空調負荷低減など工場内の環境改善にも効果がありました。
2016年01月14日
真空ポンプKCEの省エネ事例(8)
段ボールの打抜機にて、段ボールを吸着保持するために真空ポンプが使用されています。
段ボール製造工場で打抜機に使用されていたドライポンプKRA10-DV(販売終了機種)をオイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCE190Aに更新した際に消費電力を測定させていただきました。オイルフリー真空ポンプはロータとシリンダが接触しない高効率ロータを搭載しており、従来機比1.7倍の流量を達成しているため、モータ出力3.7kWの機種に変更できました。さらに、インバータ制御により年間の電気代を52%削減することができました。
※電気代12円/kW・h、稼働時間 12時間、稼働日数 300日で試算
段ボール製造工場では他にもオリオンの製品が使用されています。段ボールの引っ張り試験機の温調管理や強度試験前の調湿には恒温・恒湿室、設備用精密空調機PAP-R、段ボール保管時の変形防止には除湿乾燥機RFBが最適です。
2015年12月24日
実例をご紹介!オイルフリー真空ポンプ省エネ事例
オイルフリー真空ポンプ インバータモデル KCEの省エネ事例を技術資料としてまとめました。実際に納入させていただいた事例をご紹介しています。ご覧になりたい方はこちらからダウンロードしてください。
【内容】
■オイルフリー真空ポンプ・ブロワの特長
高効率ロータ
ドライ摺動
Eco speed control
■オイルフリー真空ポンプの省エネ事例
空気輸送
吸着搬送
真空成形機
検査装置
エアーナイフ
2015年12月08日
真空ポンプKCEの省エネ事例(7)
食品容器やフィルムの成形機、加工機、検査機などの真空源として、オイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCEは多くのプラスチック製造工場での納入実績があります。
ペットボトル製造工場でプリフォーム(試験管の形をしたペットボトルの原型)の検査時の吸着固定用に使用されていた真空ポンプをオイルフリー真空ポンプに更新した事例をご紹介します。ロータリーベーン方式の真空ポンプ 2台をKCE190A 2台に更新したことにより、平均消費電力を11.0kWから6.4kWまで削減でき、電気代を42%削減できました
※電気代12円/kW・h、稼働時間 12時間、稼働日数 300日で試算
ペットボトルの製造工場ではプリフォームの検査の他にも、ペットボトルのラベルを貼り付けるシュリンクラベラーのラベル搬送や容器・カップの表面印刷時の吸着固定に真空ポンプが使用されています。
シュリンクラベラー
2015年12月02日
真空ポンプKCEの省エネ事例(6)
加工機、自動機、印刷機などの各種製造装置や包装機などの真空源にオイルフリー真空ポンプをご使用いただけます。センサーの検査装置の真空源としても納入した実績があり、納入時に消費電力を測定させていただきました。ロータリーベーン方式のドライポンプCBXP8080-VV 2台をオイルフリー真空ポンプ インバータモデル KCE190A 2台に更新したことにより、年間の電気代を50%削減できました。
※電気代13円/kW・h、稼働時間 24時間、稼働日数 350日で試算
ドライポンプCBXP8080-VVは2つのポンプを搭載した機種で、真空・ブロワ、真空・真空、ブロワ・ブロワ等の各種組み合わせが可能なコンビネーション型真空ポンプです。オイルフリー真空ポンプでもコンビネーションポンプを取り揃えており、インバータ制御不要の場合にはKCP150150、インバータ制御の場合にはKCE190190をお選びいただけます。各種自動機の要求真空度、圧力が違う場合や設置スペースの削減に最適です。ご要望に応じて様々なモデルを作成いたしますので、是非お問合せください。
2015年11月26日
真空ポンプKCEの省エネ事例(5)
オイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCEは電子部品、ウエハ、セラミックコンデンサ、太陽光パネル、DVDなどの吸着搬送に幅広くご使用いただいております。
端末部品製造工程の吸着搬送でご使用されていた水封式ポンプ2台をKCE500A 1台に更新した際に消費電力を測定させていただきました。負荷率100%とした時の試算値では13%の省エネでしたが、実際は負荷率39%で66%の省エネになりました。
※電気代14円/kW・h、稼働時間 24時間、稼働日数 365日で試算
オイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCEは『eco speed control』を標準搭載しており、下図のとおりお客様の真空エア使用量に応じて回転数を下げるため(黄緑色の部分)、電気代を削減できます。台数制御も対応いたしますので、是非ご相談ください。
2015年04月22日
生産性向上促進税制・省エネ設備導入補助金について
オイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCEシリーズ(KCE190を除く)、モジュールマルチモデルKCMシリーズは『生産性向上設備促進税制』の対象となります。すでに多数の発行実績もございますので、詳細はお問合せください。
関連ページ:http://www.orionkikai-vacuum-pump.com/topics14.html
また、生産性向上設備促進税制との併用はできませんが『地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金』もオイルフリー真空ポンプは対象となります。こちらはKCE、KCMの他にオイルフリー真空ポンプ ベーシックモデルKCPシリーズでも申請できます。ただし、予算額には限りがあり残りわずかのようです。申請をご希望の方はお早めにお問合せください。
関連ページ:http://www.orionkikai-vacuum-pump.com/topics20.html
2015年02月27日
真空ポンプKCEの省エネ事例(4)
基板実装工程のワークの吸着搬送に真空ポンプが使用されています。電子部品工場のお客様において、小型高真空ポンプ240台をオイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCE570A 3台(1台は予備機)に更新した際に消費電力を測定させていただいた結果を下表に示します。オイルフリー真空ポンプKCEを導入後は電気代を大幅に削減でき、82%の省エネを達成しました。
※電気料金11.5円/kW・h、稼働時間24時間×360日で試算
また、集中化により工場の空調の負荷も軽減できます。上記の電子部品工場のお客様においては空調負荷を47.6kW低減でき(電力にして15.9kW)、この省エネ効果も含めると87%も省エネとなりました。オイルフリー真空ポンプKCEの集中化、台数制御については製品ページをご覧ください。
2015年01月27日
真空ポンプKCEの省エネ事例(3)
真空成形機をご使用のお客様で水封式ポンプをオリオンのオイルフリー真空ポンプKCEに更新した事例をご紹介します。水封式ポンプはお客様の負荷変動に対し100%運転を継続しますが、オイルフリー真空ポンプKCEはインバータ制御により負荷変動に追従しますので大幅な省エネを実現します。上記のお客様では消費電力平均が水封式ポンプの8.9kWから2.5kWまで低減し、年間の電気代を算出すると85万円の省エネになりました。オイルフリー真空ポンプKCEの詳細は製品ページをご覧ください。
※算出条件 24時間/日、稼働日数280日/年、電気代20円/kWh
省エネ事例は「技術情報」ページにもまとめていますのでご参照ください。
2014年11月13日
真空配管の圧力損失について
真空ポンプは印刷機や真空成形機など様々な装置に使用されています。真空ポンプを最適にご利用いただくためには、お客様の装置と真空ポンプの配管の考慮も必要です。配管径路が長い場合や配管径が細い場合は圧力損失になり、真空ポンプの性能がフルに発揮されない場合があります。配管は真空ポンプの配管接続口径と同じかそれ以上の太さのものを使用し、長さは極力短くすることにより圧力損失(配管抵抗)の低減を図ることができます。
これは1例ですが、プラスチックの成形機を所有されているお客様で水封式ポンプからオイルフリー真空ポンプKCPに更新された事例をご紹介します。元々は成形機2台を水封式ポンプ1台で集中配管されており、配管は細く長さは約25mありました。これに対し、成形機1台に対してポンプ1台の分散配管をご提案させていただきました。成形機の近くにそれぞれKCP150D-Vを設置して配管の長さが約5mとなったことで、ポンプの性能向上と合わせ更新前後でモータ出力を半減することができました。配管の見直しで最適なポンプを使用でき、結果として省エネとなります。
新規に真空ポンプを設置する際には配管の口径や長さにご注意ください。また、真空ポンプを更新される機会には配管の見直しをすることにより省エネにも繋がる場合があります。真空ポンプでお困りのことがありましたら是非お問合せください。
2014年11月06日
真空ポンプの納入事例
真空成形機では加熱して軟化させたシートを型に密着させるために真空ポンプが使われています。
オイルフリー真空ポンプ ベーシックモデルKCP、インバーターモデルKCEは食品容器、ホース、フィルム、FRP、自動車シート、車載部品など様々なプラスチック・ゴム製品の真空成形機にご使用いただいております。
【省エネ事例】 オイル式ポンプからKCEへの更新
①油煙発生が無くなり環境が改善されました。
②消費電力が30%削減できました。
③真空ポンプへのオイル充填が不要になり、メンテナンスサイクルも伸びたため、設備維持コストが低減できました。
真空成形機用の真空ポンプをお探しの方はオイルフリー真空ポンプ ベーシックモデルKCP、インバーターモデルKCE、モジュールマルチモデルKCMをご検討ください。
2014年10月30日
真空ポンプの省エネ事例 (2)
部品の吸着搬送の真空源として使用している水封式ポンプ6台をオイルフリー真空ポンプKCE380A 4台とKCE620A 1台に更新した際に消費電力を測定させていただきました。更新されていない水封式ポンプも4台含まれた状況で、導入前後で36%の省エネになりました。残り4台の水封式ポンプもKCEに変更された場合、単純計算では約60%の省エネとなります。
※電気料金12円/kW・h、稼働時間24時間、稼働日数350日で計算
部品の吸着搬送に真空ポンプを使用されている上記のユーザー様では事前にデモ機にて省エネの効果を実感していただいてからのご注文となりました。オイルフリー真空ポンプ ベーシックモデルKCP・ インバータモデルKCE、ドライポンプKRFなど様々なデモ機をご用意しておりますので、真空ポンプの省エネにご関心をお持ちの方は是非お問合せください。
2014年10月21日
真空ポンプの省エネ事例
空気輸送(粉体輸送)とは、輸送元と輸送先を配管等で接続してその内部を流れる空気により粉体・粒体を輸送することをいい、その流れる空気を作り出すために真空ポンプやブロワが使われています。
弊社のヒートレスドライヤーQSQ(吸着式圧縮空気除去装置)の製造ラインでも吸着材を充填するために真空ポンプが使われています。従来はロータリーベーン方式のポンプを4台使用していましたが、オイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCE380A 1台に更新することにより消費電力を10.3kWから5.8kW以下と大幅に省エネできました。さらに1台に集中化することにより、一括でメンテナンスできるようになりました。
2014年10月15日
ブロワの省エネ事例
ワークの水切りや乾燥、ごみの吹き飛ばしにエアーナイフが使用されています。空気の力で水やごみを吹き飛ばしますが、この圧縮エアーとしてコンプレッサエアーを減圧して使用されている場合、オリオンのオイルフリーブロワポンプに変更すると大幅な省エネが期待できます。
エアーナイフをご使用されているお客様の工場で、従来設備のコンプレッサをブロワポンプKCE310A-Bに更新した際に消費電力を測定させていただきました。更新により消費電力を24.5kW、電気代にして約75万円削減することができ、75%という大幅な省エネを実現しました。
※電気料金11円/kw・h、稼働時間10時間、稼動日数276日
コンプレッサを減圧して100kPa(0.1MPa)以下でご使用されているラインがありましたら、ブロワへの置き換えを是非ご検討ください。
オイルフリーブロワポンプ ベーシックタイプKCP
オイルフリーブロワポンプ インバータタイプKCE
2014年09月24日
トップランナーモータ搭載ポンプ
ポンプに搭載している三相誘導電動機(※1)も2015年4月より『トップランナー制度』(※1)の規制が開始され、プレミアム効率IE3(※2)モータへの切り替えが始まります。
今年8月に新発売したオイルフリー真空ポンプ モジュールマルチモデルKCM Seriesはすでにトップランナー基準に適合したプレミアム効率IE3のモータを搭載しています。さらに、エコスピードボックス(台数制御・容量制御盤)を標準装備しており、大幅な省エネを実現しています。詳細はオイルフリー真空ポンプKCMの製品ページをご覧ください。
※1:【三相誘導電動機】
三相交流電源から動力を得て、電磁誘導によって一次側(固定子)から二次側(回転子)に電力を送り、これを利用して動力を発生する誘導電動機。産業用途として幅広く使われ、汎用品の主要特性は世界中で標準化されています。
※2:【トップランナー制度】
トップランナー制度とは、日本国内に出荷される製品の省エネルギー基準を現在商品化されている最高のエネルギー消費効率以上に定める制度です。1998年の省エネ法(エネルギー使用の合理化等に関する法律)の改正により導入された。現在、三相誘導電動機(産業用モータ)を含む28機器が規制の対象となっています。なお、同制度は製造事業者への規制であり、規制開始後には対応した製品の供給が必要です。ユーザーが規制開始以前から使用している機器はそのまま使用できます。
※3:【IE3(プレミアム効率)】
モータの効率レベルは世界的な企画であるIEC規格(国際電気標準会議)で規定されていて、IEC60034-30およびIEC60034-31で下記の通り定められています。
2013年09月30日
エアーコンプレッサの省エネ ブロワ化2
一般の工場の総電気代のうち、エアーコンプレッサーが占める割合は高いと言われています。
さて、皆さまはどんな用途で圧縮エアーをお使いでしょうか?
もしレギュレータ(減圧弁)で圧力を下げてご使用されている
お客様がいらっしゃいましたら是非ブロワ化をご検討下さい。
用途はエアーナイフ,エアーカッター(洗浄後の水きり)、
加工粉の吹き飛ばし(エアーブロー)、ばっきなどがあります。
エアーコンプレッサーは一般的に700kPa(0.7MPa)のエアーをつくりだしますが、
これにはとても大きなエネルギーを使います。
にもかかわらず結果減圧して使うのは非常にもったいないと言えます。
ブロワは最初から低い圧力をつくりだすので無駄がありません。
オリオンはこうした用途に最適なインバータベーンレスポンプの
ブロワバージョンを発表します。もちろん好評のeco speed controlも内蔵していますので
負荷変動を察知し自動的に最適な回転数になります。
またアフタークーラー内蔵型もラインナップしています。
既に37kWのコンプレッサーをベーンレスポンプのブロワに更新し
10~13kWまで下げる省エネに成功したお客様もあります。
(年間200万円以上の省エネ効果ですよ!)
デモ機もありますのでご興味のある方はまずはこちらへご一報下さいませ。
宜しくお願い致します。
2013年01月08日
真空ポンプの省エネ作戦① 集中化
真空ポンプを省エネ化するのに幾つかの方法がありますが
小型ポンプを集中化させるのもその1つです。
小型ポンプはそれぞれある程度機種選定上スペックの
余裕をみており、台数が増えるとこのロスも
どんどん増大していきます。
インバータベーンレスポンプKCEシリーズへ統合していただきますと
面倒なプログラムや信号のやりとりなどなく簡単に
最適流量化=ミニマム消費電力化
が可能になります。
これで年間100万円単位の省エネに成功した
お客様が多数あります。
但し注意点として、ループ配管にすることやアプリケーション
(装置)側の改善が発生します。
またよくお問い合わせいただく内容として真空ポンプを集中化すると
集中ポンプが故障した場合、生産ラインに影響が大きいのでは?
というものがあります。
これらの解決案はユーザー様の使用状況や現場によって
提案内容が変わってきますので
こちらへお気軽にお問い合わせ下さい。
事例も併せて紹介させていただきます。
お問い合わせ先
それではお待ちしています。
2012年09月06日
真空ポンプの省エネ提案やってます!
真空ポンプをご使用中の皆さま!
真空ポンプの省エネは取り組んでおられますか?
当社は真空ポンプだけでなくブロアー(デリバリーエアー)の
電気代削減提案を推進しております。
ポイントとして、以下のようなものがあります。
①真空ポンプ(ブロアー)のインバータ化
工場の真空使用量が低い時でも真空ポンプを最大スピードで
運転し最大電力を消費していませんか?
当社はこれまで難しいとされてきた真空ポンプのインバータ化を
標準仕様として実現しています。
②低真空圧力化
必要以上に高真空で使用していませんか?
吸着搬送に宇宙空間に近いような真空度は不要です。
これまでポンプの能力成り行きだった真空度の固定観念を
変えてみましょう。
当社はモニターでデジタル設定することにより
1kPa単位の低圧力化を提案します。
③配管の圧力損失
元圧(ポンプ側)とユースポイント(装置側)の圧力差を
把握していますか?
流量にマッチしていない配管径やバルブは省エネを阻害します。
④真空ポンプシステム全体のコスト
真空ポンプの冷却水まわりにも意外に電気を消費しています
のでご注意ください。
⑤オーバーホールに関わるコスト
部品代や作業中に生産ラインを止めているロスも考慮して下さい。
オーバーホールに掛かった費用は記録として残しておくことも
お勧めします。
全国に省エネ営業マンを配置しておりますので、
まずはこちらへお気軽にお問い合わせ下さい。
事前チェックシートを送付させていただきます。
お客様がご使用中のアプリケーション(装置)からも
これまでの経験からおおまかな省エネ実績をお話しできます。
オリオン機械㈱産機営業部 sankibu@orionkikai.co.jp
2011年11月21日
ブレード磨耗が早いのは?
オリオン機械の真空ポンプは大別してロータリーベーン方式
(KRF・CBF等)とベーンレス方式(KCP・KCE)があります。
ロータリーベーン方式は文字通りベーンと呼ばれるカーボン製
のブレード(板状の羽根)が遠心力で飛び出すことによって
空気を掻きだす方式ですが、その際シリンダーに接触しますので
徐々に削れて短くなっていきます。
通常よりもブレードの磨耗が激しく短期間でブレードを交換された
経験のあるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時は次の2点を確認してみてください。
1.真空ポンプの真空度設定が上限値よりも高くなっていませんか?
弊社の真空度表記は、到達真空度と常用真空度という2種類が
ありますが実際に長時間安定してお使いいただける真空度は
常用真空度になります。
到達真空度はポンプの能力を示すもので、この領域での運転は
自動車のタコメータでいうところのレッドゾーンで連続運転して
いる状況に似ています。
ポンプにとっても過酷な状況でブレードの磨耗に大きく影響します。
2.真空ポンプの周囲環境(吸込み空気)が極端な低湿度になって
いませんか?
ブレードはそれ自体に潤滑性をもっていますが、シリンダーに接触
して空気を掻き出す場合ある程度の湿度が必要となります。
湿度が45%を下回る場合ブレードの磨耗が激しくなりますので、
そんな時は環境改善をお願いします。
冬場は特に乾燥しますので注意が必要ですね。
大型機種ではブレード(ベーン)を使用しないベーンレスポンプも
ラインナップしていますので併せてご検討してみてください。
2011年10月20日
クーラントチラー 真空ポンプ機械加工現場で活躍
真空ポンプの部品加工で使用中のマザック製
CNC旋盤には、M社製浸漬式クーラント冷却装置が
付いていました。.
しかし、冷却器が詰って効果が出ていませんでした。
そこで、当社のクーラントチラーRCC1500Aを
更新取付しました。
循環方式ですので、簡単な工事で更新できました。
オペレーターの羽生田さんからは、加工寸法の
バラツキが激減しクーラントの蒸発量も減ったと
喜びの声を聞いております。
2011年10月06日
真空の省エネ検討されていますか??
昨今のエネルギー問題では、多くの企業やご家庭で省エネや
節電に取り組まれている事と思います。
「まだ、考えていない。」それはチョット問題ですね。
子供たちの世代の明るい地球環境を是非守りたいものですね。
ところで、「真空省エネ」のお話ですが、
電灯をこまめに消す、LED電球に変える、冷暖房の温度設定を
見なすなどチョットした改善も、限界ではないでしょうか?
意外と意識が向かないのが、工場での真空省エネです。
真空ポンプの場合、真空調節器と呼ばれる部品により適正圧力
に調整されますが、実はこの部品は吸気量を調整するだけで、
モータの電力消費量は全く変わりません。
そこで、是非お勧めしたいのが、「オリオンインバータベーンレスポンプ」です。
この真空ポンプは、お客様の環境に併せてモータの回転数
が自動制御されます。その結果、使用用途に応じ最適な電力消費での
省電力運転が可能です。
省エネや省電力に限界と感じている貴方、是非一度ご検討ください。
2011年09月28日
ドライポンプのインバータ制御ミニ知識
ベーンレスポンプ(KCE型)は、内蔵のインバータ
によって省エネ性が高いのが特長です。
皆様から長年ご愛顧いただいているロータリー
ベーン方式のKRF型でもお客様独自で
インバータを用いて省エネを図ることも可能です。
ただし、KRF(真空)の場合は60~35Hzまでの
制御範囲となりますので、お客様がインバータを
設置される際には下限周波数に対する
注意が必要です。
(ベーンレスポンプKCEは60~20Hzで制御が可能です)
なぜ、ロータリーベーン方式(接触型)とベーンレス方式
(非接触型)では下限周波数の制限が異なるのでしょうか。
ロータリーベーン方式はローターの回転によって
ブレードと呼ばれる羽根(ベーン)が、ローターの溝から
遠心力で飛び出して吸引空気を移動させます。
その際、シリンダーの内面にブレードが密着接触した
状態で回転しています。
回転数が下限以下になると遠心力が不足し、ブレードの
密着接触が低下し、ローター溝の中で跳ねた状態に
なります。
その結果、摺動不良によってカーボン素材の
ブレードを破損させる危険性が増大するわけです。
ベーンレスポンプはそのネーミングのとおり
カーボンの羽根(ベーン)を使っていませんし
シリンダーに非接触で回転させているため、
より低周波での運転が可能となりました。
工場内の省エネを目指されているお客様は
より省エネ性の高いベーンレスポンプを
一度ご検討されてみたらいかがでしょうか。
2011年09月14日
工場内「エコ&エココーナー」で実感できます。
タイトルを見ただけでは、「何のこと?」と思われる方も多いと
思います。
ORIONでは、5月より自社製品を生産設備として使用し、
省エネ性、運転音などを実感いただくコーナーを準備し
来場者に体感いただく事を実施しています。
既に、400人以上のお客様がお見えになっています。
コーナーは全部で5つ有ります。
当社の主力製品が用意され
空調機においては省エネ率最大80%
と言った信じられない機器も有ります。
特に設備担当者様が目を引くのが、
「真空エアの省エネ」です
「圧縮エア」の省エネは当たり前ですが、
意外と盲点となっているのが真空です。
是非一度、涼しい長野にお越しください。
社員一同、お待ちしております。
2011年08月29日
ジェットヒーターは省エネ!
40年前のことですが当社の初期のポンプは業務用のジェットヒーターで使用されていました。
灯油をくみ上げ、燃焼用のノズルに送る時にポンプを使っていました。
そのヒーターについての話ですが、ここ数年石油ヒーターは環境に悪いとか、CO2発生量が多いと言われ、電気ヒーターが業務用でもシェアを上げてきました。
今年は電力不足で見直す機会になると考えていますが、元々本当に石油ヒーターは環境に悪いのでしょうか?
調べてみると、電気をヒーターで使用すると非常に効率の悪いのが判りました。また、CO2発生量も石油ヒーターの方が少ないのが現実です。
電気は原子力、火力で主に作られますが、両方とも熱で水蒸気を発生させ、その力でタービンを回して発電します。つまり熱エネルギーを水蒸気に変えて、更に機械エネルギーに変換してから電気に変えます。電気は最初の熱エネルギーからすると約1/3しか活用できておらず、残りは無駄なエネルギーです。
これは日本暖房機器工業会でもまとめており、下記に紹介します。
今年の冬はジェットヒーターで節電しましょう。
2011年07月11日
インバーターベーンレスポンプ
新発売のインバータベーンレスポンプは以下の特徴がある真空ポンプです。
・ 省電力
・ 静音
・ ロングライフ
詳しくは真空ポンプのホームページをご覧ください。
→ インバータベーンレスポンプ