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2014年11月21日
オイルフリー真空ポンプの製造現場
オイルフリー真空ポンプKCP・KCE・KCM、ドライポンプKRF・CBFなどオリオン機械の真空ポンプは須坂市にある本社工場で一貫生産しております。写真はオイルフリー真空ポンプ インバータモデルKCEの製造現場です。プラスチックの真空成形機の真空源としてご採用いただきました。数台を連結し、台数制御してご使用いただく予定です。
KCEの台数制御システムでは台数制御に必要なメインコントローラをKCE内部に収納し、各KCEの制御用配線のみで台数制御できるため、設置スペースや電気工事費用が削減できます。大幅な省エネも実現しています。詳細はKCE製品ページをご覧ください。
2枚目の写真は真空ポンプの部品を加工する恒温室です。設備用精密空調機PAP-Rにより室内の温度を高精度に制御し、高精度の部品を加工しています。
2014年11月13日
真空配管の圧力損失について
真空ポンプは印刷機や真空成形機など様々な装置に使用されています。真空ポンプを最適にご利用いただくためには、お客様の装置と真空ポンプの配管の考慮も必要です。配管径路が長い場合や配管径が細い場合は圧力損失になり、真空ポンプの性能がフルに発揮されない場合があります。配管は真空ポンプの配管接続口径と同じかそれ以上の太さのものを使用し、長さは極力短くすることにより圧力損失(配管抵抗)の低減を図ることができます。
これは1例ですが、プラスチックの成形機を所有されているお客様で水封式ポンプからオイルフリー真空ポンプKCPに更新された事例をご紹介します。元々は成形機2台を水封式ポンプ1台で集中配管されており、配管は細く長さは約25mありました。これに対し、成形機1台に対してポンプ1台の分散配管をご提案させていただきました。成形機の近くにそれぞれKCP150D-Vを設置して配管の長さが約5mとなったことで、ポンプの性能向上と合わせ更新前後でモータ出力を半減することができました。配管の見直しで最適なポンプを使用でき、結果として省エネとなります。
新規に真空ポンプを設置する際には配管の口径や長さにご注意ください。また、真空ポンプを更新される機会には配管の見直しをすることにより省エネにも繋がる場合があります。真空ポンプでお困りのことがありましたら是非お問合せください。
2014年11月06日
真空ポンプの納入事例
真空成形機では加熱して軟化させたシートを型に密着させるために真空ポンプが使われています。
オイルフリー真空ポンプ ベーシックモデルKCP、インバーターモデルKCEは食品容器、ホース、フィルム、FRP、自動車シート、車載部品など様々なプラスチック・ゴム製品の真空成形機にご使用いただいております。
【省エネ事例】 オイル式ポンプからKCEへの更新
①油煙発生が無くなり環境が改善されました。
②消費電力が30%削減できました。
③真空ポンプへのオイル充填が不要になり、メンテナンスサイクルも伸びたため、設備維持コストが低減できました。
真空成形機用の真空ポンプをお探しの方はオイルフリー真空ポンプ ベーシックモデルKCP、インバーターモデルKCE、モジュールマルチモデルKCMをご検討ください。