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2014年11月13日

真空配管の圧力損失について

真空ポンプは印刷機や真空成形機など様々な装置に使用されています。真空ポンプを最適にご利用いただくためには、お客様の装置と真空ポンプの配管の考慮も必要です。配管径路が長い場合や配管径が細い場合は圧力損失になり、真空ポンプの性能がフルに発揮されない場合があります。配管は真空ポンプの配管接続口径と同じかそれ以上の太さのものを使用し、長さは極力短くすることにより圧力損失(配管抵抗)の低減を図ることができます。

これは1例ですが、プラスチックの成形機を所有されているお客様で水封式ポンプからオイルフリー真空ポンプKCPに更新された事例をご紹介します。元々は成形機2台を水封式ポンプ1台で集中配管されており、配管は細く長さは約25mありました。これに対し、成形機1台に対してポンプ1台の分散配管をご提案させていただきました。成形機の近くにそれぞれKCP150D-Vを設置して配管の長さが約5mとなったことで、ポンプの性能向上と合わせ更新前後でモータ出力を半減することができました。配管の見直しで最適なポンプを使用でき、結果として省エネとなります。

新規に真空ポンプを設置する際には配管の口径や長さにご注意ください。また、真空ポンプを更新される機会には配管の見直しをすることにより省エネにも繋がる場合があります。真空ポンプでお困りのことがありましたら是非お問合せください

投稿者 staff : 2014年11月13日 16:17

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